DJ/ライターの島 晃一さんからパーティーにむけてコメントをいただきました。
ありがとうございます。
12月8日(土)、松浦俊夫が主催するパーティ「LOVEPLAYDANCE」の第2回が開催される。
U.F.O.「United Future Organization」のメンバーとしてはもちろん、ソロ転向後も、長年に
渡ってジャズとダンスミュージックを牽引してきた松浦。2018年には、サウスロンドンを中心
に大きな盛り上がりを見せるUKジャズシーンとコネクトした新プロジェクトTOSHIO MATSUURA
GROUPを始動させ、アルバム『LOVEPLAYDANCE』をリリースした。
自身のアルバム名を冠したこのパーティで、今回ゲストDJとして招くのは、鬼才、菊地成孔だ。
ジャズミュージシャン、プロデューサー、批評家、選曲家といったさまざまな顔を持ち、多方面
に影響を与え続ける菊地だが、クラブDJとしても評価が高い。また、2DJ、1バンド+αという体
制で、ハーフスタンディング、ハーフシッティングのジャズによるダンスパーティー「モダンジ
ャズ-ディスコティーク新宿」を主催するなど、ジャズ、DJ、フロアの新たな関係を模索するよ
うな試みも行っている。松浦と菊地、それぞれ別の仕方でジャズとダンスについて追求してきた
2人が、同じブースに立ってどのようなDJを聴かせるのか、期待は膨らむばかりだ。
もう1人のゲストとしてライブを披露するのは、フィンランドの奇才、ジミ・テナー。テクノ、
スピリチュアルジャズ、アフロビートなどを横断し、Warp Recordsから3枚のヒット作を放つ
など高い人気を誇るジミ・テナーだが、この日は久々の来日となる。さらに、国内レーベル
JAZZY SPORTのダンサー集団「Broken Sport」も参加し、フロアに華を添える。
会場となるのは、今年9月にオープンした渋谷の新スポット「Studio Freedom」だ。同会場は、
ライブ・イベントやレセプションなどに活用できる300名の収容が可能な新しい多目的イベント
・スペースになっている。VJには「100 VISUALS」を迎えて、270インチの大型LEDパネルにア
ーティスティックな映像も展開する予定だ。奇しくも菊地の「モダンジャズ-ディスコティーク」
と同様、2DJ、1バンド+αという形になった今回の「LOVEPLAYDANCE」、刺激的なジャズと
ダンスの空間になることは間違いないだろう。
島 晃一(Soul Matters)